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−トボトボある記−
《その7》
                                                平成18年7月11日
7.「熊の出る開墾地」と鈴木傳明のこと
 6日目−少しこれまで見たり聞いたりしたことをまとめる時間にした。先ず、男優「鈴木傳明」を、私が持つ資料で要点をまとめたい。
 十勝にとって、初めてのロケ映画となった「熊の出る開墾地」の主役である鈴木傳明は、無声映画時代のトップスターであった。明治13年(1924)には「金色夜叉」の貫一役、その翌年には栗島すみ子、田中絹代などの看板女優とのコンビを組んでいることその人気ぶりは分かる。
 十勝との関わりは、当時この地区から出ていた衆議院議員三井徳宝(三井金物店創業者)等と親交があったことから、昭和7年の「熊の出る開墾地」の十勝ロケになったと言える。
 しかし、この昭和7年頃と言うのは俳優鈴木傳明にとっては大変時期であったようだ。自分の出身校である
明治大学の窪井義道から100万円の出資を受け「不二映画」を興すが、うまくはいかなかったのだ。
「熊の出る開墾地」も会社建て直しには貢献できなかったのである。



23.俳優、鈴木傅明の似顔絵
(菅野作品)
24.三井徳宝代議士の似顔絵
(菅野作品)


25.映画「熊の出る開墾地」の新聞広告
   (昭和7年7月1日 十勝毎日新聞)
26.映画「熊の出る開墾地」ポスター1
(菅野作品)


27.映画「熊の出る開墾地」ポスター2
(菅野作品)
28.映画「熊の出る開墾地」ポスター3
(菅野作品)


29.鎌田調査「1932年とチャップリン」
(鎌田作品)
30.チャップリンの映画紹介「チャップリンの独
  裁者」(制作・脚本・監督・主演はすべて本人
  で無声映画に拘ったチャップリンが、有声映
  画として力をいれた「チャップリンと独裁者」
  は昭和15年(1940年)に制作された。
  (菅野作品)


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