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−トボトボある記−
《その3》
                                                平成18年7月5日
3.当時の繁華街
 2日目−今日も調査日だ。
十勝での大衆娯楽のはしり「朝倉座」ができた明治37年頃の帯広のまちはどんなだったろうか。ボクは、そう思った。だから、もうすぐ新しい図書館に引っ越すことになる老体にムチ打つ姿でふんばる市の図書館に足を運んだそこでボクは、明治・大正・昭和の帯広を一つの本にまとめた写真集を開いたのだ。
 明治38年10月20日、帯広駅に一番列車が到着したと書いてあった。わがまちへの鉄道開通の瞬間である。では、当時の繁華街はどうだったのだろうと考えた僕は、本のページをペラペラめくってみた。
 当時の繁華街は、今の大通り5丁目から4丁目、3丁目と北へ伸びていたようである。5丁目に藤丸呉服店がある。北隣りは三井金物店、東側は真鍋若松堂薬局で、時には大売出しの旗がリンリンと立ち並ぶのであった。朝倉座はそんな繁華街にあったことは言うまでもない。
 この本でもう一つの発見があった。三井金物店の店主が三井徳宝氏であること知ることができたのだ。道会議員でもあった三井氏は、十勝で初めてにロケ映画に関係のある人物である。この旅は、結構楽しいものになるかも知れないと予感した瞬間でもあった。


7.帯広市立図書館‐西7南7の地に昭和43年
   新築移転・平成18年閉館‐(菅野作品)
8.明治40年頃の繁華街‐大通り5丁目付近‐
 (菅野作品)


9.明治40年頃の藤本長蔵商店‐後の「藤丸」
 (菅野作品)
10.明治40年頃の真鍋若松堂薬局
  (菅野作品)


11.十勝で当時珍しい土蔵づくりの三井鋼鉄店
  ‐明治35年‐(菅野作品)
12.レンガづくりで改築した後の三井金物店
  ‐大正元年‐(菅野作品)

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