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−トボトボある記−
《その40》
                                                平成18年9月7日
40.この旅の魂胆(?)
 39日目−今日で、十勝と映画ロケ地の旅は終わることにする。「調べ」が一応終わったからである。
 ボクら3人は、ある居酒屋で安着祝いと称して一杯飲むことにした。その席でボクは、「実は今回の旅には、一つの魂胆があった。映画を使ってまちづくりができないかと考えていた。でも、映画音痴のボクには、最初にそれを言う勇気がなかった。でも今は言える。これだけ多くの映画が、この十勝を選んでつくられた。それは、ボクらが気づかない「十勝の価値」を教えているのではないか。だからボクは「十勝の価値」を実感できるまちづくりに取り組んでみたい。」と話したのであった。
 そしてボクは、こうも話したのであった。「横浜に住む元映画監督の河崎さんは、昔懐かしい映画を高齢者に届ける活動を続けている。映画の出前だ。ボクは、70過ぎて「少年時代」を感じることができたらすごいと思う。また、マラソンで有名な青梅市では、映画の看板を利用した町並みづくりをしている。まねたい。」と。
 二人は、顔はニコニコしていたが言葉は一言も発しなかった。ボクは、沈黙は了解だと勝手に解釈し、ビールをグイッと飲んだ。
 そして三人は、心地よい気分に身をまかせながら、それぞれの帰路に着いたのであった。


183.「映画、出前します」
   (発行:毎日新聞社)


184.東京都・青梅市のまちなか風景
   (なつかしの映画看板と街並みづくり)


185.東京都・青梅市のまちなか風景
   (なつかしの映画看板と街並みづくり)


186.東京都・青梅市のまちなか風景
   (なつかしの映画看板と街並みづくり)
187.東京都・青梅市のまちなか風景
   (なつかしの映画看板と街並みづくり)
188.東京都・青梅市のまちなか風景
   (なつかしの映画看板と街並みづくり)

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‐完‐


     




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