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−トボトボある記−
《その29》
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29.昭和60年代初頭に映画二つ
 28日目−再三紹介している竹岡和田男著「映画の中の北海道」は、仲代達也、小川真由美、中井貴一等が出演する映画「食卓のない家」をこう紹介している。
 「長男の犯罪によって一家離散の危機に瀕した一族が、それぞれの苦悩を描く力作であった。円地文子の小説を、小樽生まれの小林監督が映画化。赤軍派の浅間山荘事件から発想されただけに、重苦しく息詰まるような展開が続くが、北海道の幕別(※新田牧場)でのロケは、ラストの開放感にあふれた救いの場面のために設定された。」と。昭和60年(1985年)の話である。※は、ボクが挿入した。
 もう一つの映画「植村直巳物語」(昭和61年・1986年)も同じ本の一覧表で「ロケ地に帯広あり」を確認している。冒険家植村直巳役は西田敏行、その奥さん役は賠償千恵子である。
 この映画をボクは、知人の持つビデオで見ることができた。この映画の最後の方で、冒険の危険性を心配する妻をいたわるように植村がこう語りかけるのだ。「この地にボクは冒険学校をつくりたいのだ。」と。
 その画面は明らかに帯広市郊外の八千代牧場だった。ボクは、すぐ後ろに悠然と構える日高山脈がもう少し画面にあればと思ったものだ。
              


132.(菅野作品) 133.映画「食卓のない家」のロ
   ケのためにセットされたブ
   ランコ
134.(鎌田作品)

135.(菅野作品) 136.(鎌田作品)

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