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「暮し」、この言葉を聞いてあなたは最初に何を感じますか。
私は、「街」を感じます。
私にとって「街」とは、誰でも同じだと思いますが「住む」ところであり、「働く」ところであり、「学ぶ」ところ「遊ぶ」ところです。
何も、難しいことを考えた訳ではありません。
私は、自分が昭和45年から「住む」このまち帯広が、これからの私にどんな世界を見せてくれるのだろうかとフッと思い、帯広をもっと知りたい欲望に取りつかれてしまいました。
そのときに頭に浮かんだのが私の好きな言葉「温故知新」でした。
そこで私は、自分の知らない時代の町並みの中に身をおきながらの、散歩タイムとしゃれこむことにしました。
時間をたっぷり用意しました。だから、よりみちも大丈夫です。時には、わきみちに足を踏み込むことも何ら問題ありません。
そんな私が見つけた、まちなかの建物を菅野孝雄さんに水彩画にしてもらいました。
まとめる上で気をつけたことは、できるだけ創業年順(帯広図書館所蔵の資料などを根拠)にすることでしたが、記録を探せない建物は「当時のもの」として整理しています。
また、必ずしも絵と創業の年が一致するとは限りません。その場合は、創業は○○年だが絵は○○年とことわりを入れさせてもらっています。
更に、例えばある商店の移り変わりを何枚かの絵で表現できる場合は、一まとめにすることにしました。
あしからず!と申し上げ候。 上野 敏郎
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